元気な鯉
朱色に塗られたばかり
10円玉に思いを馳せる
鐘
平安時代に貴族たちに別荘地として愛され、「源氏物語」の宇治十帖の舞台となったことで有名です。阿字池周辺の鉢には平等院蓮が咲き乱れ、絢爛豪華な建物や庭園を造営し、極楽浄土を現出させました。まさに「源氏物語」の世界をしのばせる華麗な建物です!
鳳凰のごとく優美な姿が特徴の鳳凰堂は10円玉のデザインになったことでも有名です。鳳凰が翼を広げて飛び立つ姿に例えられ、平成の大改修で建立当時の鮮やかな色に復元されました。平等院の阿弥陀堂(鳳凰堂)が落慶し、堂内には、平安時代の最高の仏師定朝によって制作された丈六の阿弥陀如来坐像が安置され、華やかさを極めたとされています。
約1000年前に建立された建造物や仏像が今に伝えられ、世界遺産にも登録されています。京都府宇治市は高級茶の名産地としても名高く、抹茶や宇治茶を使用した商品を多数製造しています。平等院の参道や宇治橋通には老舗の茶葉屋が並んでいますので、是非本物のお茶に触れてみたいものですね。