日本の灯籠
正面から見る金閣寺(鹿苑寺)
豪華絢爛ですね。
鏡湖池に映える美しい金の楼閣。京都で圧倒的な存在感を放つ金閣寺は、世界各国の観光客に驚きと感動を与えるお寺と言っても過言ではありません。衣笠山を背に、輝く世界遺産に誰もが釘付けになるでしょう。
正式名称は鹿苑寺。約20kgもの金箔を張り巡らした舎利殿にちなんで金閣寺と呼ばれるようになりました。足利義満が1397年に豪勢で個性的な北山殿として築き上げた山荘で、武家・公家・唐の様式が融合した北山文化を構築。南朝と北朝に分かれていた朝廷を、和平案を提示することで統一しました。
境内には京都三大松のひとつである、「陸舟の松」が書院庭園で観賞することができます。樹齢約600年の古木は、足利義満が盆栽から育て、自ら植えたと伝わっています。舟形の帆が西に向けられ、極楽浄土を目指した歴史を感じられます。
紅葉の季節には、金閣寺と紅のあでやかな色彩に酔いしれることができます。冬期になると舎利殿が雪化粧をし、壮麗さが際立つ冬景色を楽しめることでも有名。